世界にネットワークか 中国人ニセ僧侶が跋扈している 東京では外国人観光客をターゲトに数珠やお札売りつけ

 【衝撃事件の核心】

 丸刈りに法衣を着こみ、繁華街の雑踏で寄付を募る謎の僧侶…。その正体は人の善意を食い物にする不届き者の外国人だった。警視庁が入管難民法違反(資格外活動)容疑で逮捕したのは中国籍の男(54)。外国人観光客に狙いを定め、二束三文で仕入れたお札や数珠を30倍以上の値段で売りつけていた。“ニセ僧侶”は世界中で確認されており、捜査当局は組織的関与があるとみて調べを進めている。

■「寺の建立のため」 寄付金を募る謎の僧侶

 「ハロー」

 東京都千代田区のJR秋葉原駅前。今年2月、行き交う外国人観光客に声を掛ける男の姿を警視庁の捜査員は捉えていた。

 法衣のような衣装を身にまとい、頭を丸めたその姿は一見すると「僧侶」。

 足を止めた観光客に男はカードを示した。

 「ブッダのお寺の建立を手伝ってください。ブッダはあなたに平和と幸福、安心をもたらします」

 カードには仏像の写真とともに、英文でこんな文言が記されていた。男は観光客にノートへの記帳を求める。そこには複数の署名が記載され、その横には「1万円」「2万円」などと金額が羅列されていた。

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