どんちゃん騒ぎ大好き「パリピ」人脈で結成 福岡金塊窃盗団の正体とは

 【衝撃事件の核心】

 福岡市で昨年7月、警察官を装った男らに約7億5800万円相当の金塊約160キロが盗まれた事件が急展開した。福岡県警が、主犯格とされる会社役員、野口和樹容疑者(42)=名古屋市千種区=ら8人を窃盗容疑などで逮捕したのだ。被害の大きさや警察官にふんしたその手口から「平成の3億円事件」とも称された窃盗団の正体は意外なものだった。高級車を乗り回し、繁華街で連日連夜のどんちゃん騒ぎ。「パリピ」を自称し、享楽の日々を送る男たちによって大胆不敵な犯行は実行に移された。(社会部 安里洋輔)

■ハワイで豪遊、放蕩の原資は

 「今年は最高で最強のメンバーが集まりましたね」

 今年4月、写真共有アプリ「インスタグラム」に、こんなコメントとともに投稿された写真に1人の男が写り込んでいた。

 派手な電飾がきらめく店内でグラスを掲げる男女に交じり、入れ墨を施した浅黒い肌をさらしてポーズを決めているのが野口容疑者だった。

 書き込みの内容からタイの首都バンコクで開かれた祭りに参加した際の一枚とみられる。

 自身のインスタでも、高級ホテルのプールサイドでくつろぎ、高級外車を乗り回すなどハワイでの豪遊の様子を投稿。羽振りの良さを誇示し続けていた。

 知人は、「ファーストクラスで海外で開かれる野外フェスティバルに遊びに行ったり、ここ1年、金回りが異常によかった。どこから金をつくってるのか不思議だった」と振り返る。

 野口容疑者の異常ともいえる放蕩(ほうとう)の原資、それは福岡県警の捜査によって明らかになった。

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