わずか1カ月のルームシェアの末の「我慢の限界」 高校の親友刺し殺した居候男の殺意の着火点

 男同士の同居生活はすさんでいた。引っ越し後しばらくは、玄関脇の駐車場に冷蔵庫が置きっぱなしのまま。道路に面した1階の窓にはカーテンをつけず、日中も雨戸を下ろしていた。本田容疑者が大きなごみ袋に洗濯物を入れ、タクシーで外出する姿も目撃されており、前出の主婦は「仕事をしているような感じもないし、子供たちにも家をじろじろ見ないように注意していた」と打ち明ける。

 ■連日の大げんかの果てに

 近隣住民の不安が現実になったのは、5月29日の夜。言い争う男たちの怒鳴り声が家の外にまで響き、パトカーや救急車が駆けつける騒ぎになった。いったんは収まったかにみえたが、週末の6月2~4日には連日警察沙汰のけんかが続き、別の50代女性も「またか」とうんざりするほどだったという。

 捜査関係者によると、けんかの原因は「かばんを貸してくれなかった」といったささいなものばかり。110番通報するのは決まって本田容疑者の方で、事件前日の5日午前8時ごろにも、本田容疑者が「顔を殴られた」と通報していた。

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