わずか1カ月のルームシェアの末の「我慢の限界」 高校の親友刺し殺した居候男の殺意の着火点

 このときは本田容疑者も古田さんを殴っており、結局被害届は出さずじまいだったが、翌日にはついに一線を越えてしまった。

 「人を刺してしまった」と自首してきた本田容疑者の案内で自宅に入った署員が目にしたのは、1階の寝室で、血まみれになって布団の上に倒れている古田さんの姿。救急隊も駆けつけたが、その場で死亡が確認された。遺体は首や腹などの複数カ所に刃物による傷があり、付近から凶器とみられる包丁も発見。犯行時にもみ合いになったのか、本田容疑者も手を切るけがを負っていた。

 本田容疑者は逮捕直後の調べに、2人の関係を「親友だった」とする一方、「(古田さんから)暴行を受けていた。我慢の限界だった」とも話したという。現在は黙秘を続けており、殺害につながるような動機は明らかになっていない。捜査関係者は「殺人事件になるほどのトラブルがあったとは思えない」と首をかしげる。

 十年来の友情は、わずか1カ月の同居生活で最悪の結末を迎えてしまった。

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