「ドドッという音が聞こえ、土砂が調理場と風呂場に流れ込んできた」大雨被害相次ぐ

 停滞する梅雨前線の影響で新潟県内では4日も断続的に雨が降り続いた。柏崎市内で土砂崩れが相次いで発生。長岡市では県道が陥没し、通りかかった軽乗用車が落下して男性が軽傷を負った。建物への浸水も計50棟に達し、小中高校の6校が臨時休校となった。JR東日本新潟支社管内では午後8時までに特急と普通列車の計132本が運休、普通20本が遅れ、約1万2500人に影響が出た。

 避難勧告などは、4日に避難準備の情報が新たに出た新潟市西区、西蒲区、秋葉区と見附市、田上町などを加え、累計で15市町の9万8812世帯、26万4886人にのぼった。住宅の被害は見附市や阿賀町などで床下浸水45棟、床上浸水3棟、一部破損2棟。このうち柏崎市番神では、がけ崩れで民宿2軒に土砂が流入し建物の一部が壊れた。

 民宿「はるみ」を経営する横山昌二さん(69)によると「午前9時前にドドドッという音が聞こえ、土砂が調理場と風呂場に流れ込んできた」という。室内にいた客6人と従業員3人にけがはなかった。海水浴シーズン直前だけに「予約もいっぱい入っていたので困る」と戸惑いながらも、横山さんは「負けていられない。早く復旧し、お客さんを迎えられる状態にしたい」と話した。

 この民宿から800メートルほど離れた同市東の輪町では午前10時ごろ、県道脇の斜面が大きく崩れ、県道や近くにある「柏崎マリーナ」の駐車場に流れ出した。付近の電柱も倒れて一時、周囲で停電も起きた。

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