九州豪雨 「被災者のサポートを」災害のエキスパート「防災士」が避難所で支援活動

 被災者を少しでもサポートしたい-。防災に関する知識や技能を持ち、昨年発生した熊本地震の被災地でも活躍した「防災士」が避難所で躍動している。福岡県朝倉市と隣接するうきは市に住む江藤武夫さん(68)は、大雨特別警報が出された直後、自主的に避難所の杷木中学校に入った。

 災害時に救助活動や避難所の運営支援、住宅の土砂の撤去まで幅広く対応できる防災士は、熊本地震で脚光を浴びた。

 「近くで大きな災害が発生した。現地入りに迷いはなかった」。江藤さんは避難所で寝泊まりしながら、教職員らに、熊本の被災地で約2週間活動した経験を踏まえて、支援物資の仕分けやトイレなどの衛生管理の助言を行い、スムーズな避難所運営ができるよう支える。7日も早朝から避難所内を回って異変がないか確認。「皆で協力しながら、過ごしやすい環境を維持できるように力を尽くしたい」と表情を引き締めた。

 日本防災士会九州ブロック事務局によると、断続的な降雨と土砂災害の恐れのため組織的な活動は始めていないが、天候の回復を待って本格的な支援に乗り出す。田中昭次事務局長は「被害状況を把握し、長期間の支援が行えるようにしたい」と話している。

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