高濃度の「大麻ワックス」押収 所持容疑の男「自分で作った」 麻薬取締部

 厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部が大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕した男の自宅マンションから、自生大麻の約65倍という、これまでで最高レベルの濃度の「大麻ワックス」を発見、押収していたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。男は調べに「より強い刺激を求め、自分で作った」と供述している。

 大麻ワックスは乾燥大麻を、ライターなどに使われるブタンガスを使って濃縮したもので、少量でも効果が強く、危険性も高い。昨年から摘発が相次ぐようになり、製造方法を紹介する雑誌、インターネットサイトもある。取り締まり強化で入手が困難となった危険ドラッグの代用品として乱用者が急増している恐れもある。

 捜査関係者によると、男は東京都練馬区、無職、西村尚容疑者(43)。6月27日に自宅マンションで乾燥大麻を所持していた疑いで現行犯逮捕された。大麻栽培容疑での再逮捕を経て、7月27日には同法違反罪で起訴されている。

 麻薬取締部の家宅捜索で、自宅マンションから約150グラムの乾燥大麻のほか、キッチン付近では、計5グラムの大麻ワックスが見つかった。また、室内に張られたテントの中では、48本の大麻草も栽培されていた。

 西村被告は昨年夏ごろから自分で使う目的でワックスを作るようになったことを認め「気化させたワックスを吸う方が、乾燥大麻よりも効果が長続きした」と供述。自宅マンションからは大麻成分を抽出するための機械やブタンガス、製造方法を紹介する雑誌も見つかった。

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