被写体の「死体」求めて世界の紛争地域を飛び回った前衛写真家が「覚醒剤」にはまって…

 【衝撃事件の核心】

 駅の雑踏の中、警視庁がマークしていた覚醒剤の密売人。その客として姿を現したのは、一部マニアの間では良く知られた男だった。滞在先のアパートに覚醒剤を隠し持っていたとする覚せい剤取締法違反容疑で警視庁に逮捕され、同罪(使用・所持)で8月14日に起訴された写真家の釣崎清隆被告(50)。釣崎被告は「死体」という特殊な被写体を撮影する前衛写真家として有名だった。遺体を求めて、世界各地の紛争地域や犯罪多発地帯に足を踏み入れ続けた釣崎被告は、なぜ覚醒剤のとりことなってしまったのか-。

 ■雑踏内で覚醒剤取引

 7月、東京都千代田区のJR秋葉原駅。警視庁の捜査員が、多くの人々が行き交うホームで身を潜めていた。捜査員の目線の先には、雑踏に溶け込んでいる男がいた。その男に別の男が近づく。次の瞬間、2人の手元が交差した。

 「シャブ(覚醒剤)だ!」。捜査員が確認したのは、まさに覚醒剤の密売人と客の接触現場だった。その後の内偵捜査で、覚醒剤を受け取った男は釣崎被告だったと判明した。

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