おとなしい女子大生なぜ? 元カレを金づちと包丁で襲撃、とどめの一撃はスタンガン

【衝撃事件の核心】

 愛の中には、常に幾分かの狂気がある-。ドイツの哲学者、ニーチェはそんな格言を残しているが、狂気が凄惨な事件を引き起こすことがあるらしい。兵庫県西宮市で7月、復縁を断った元交際相手の男性(21)を包丁でメッタ刺しにしたなどとして、関西学院大に通う女子大生が殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。「自分が彼を好きだと周囲に知ってほしかった」。女子大生が捜査員に語った動機は不可解だった。周囲が「普通のカップル」と口をそろえる2人の間に何があったのか。

 スタンガンでとどめの一撃

 「警察呼んだから!」

 7月23日午後1時ごろ。複合商業施設「阪急西宮ガーデンズ」にも近い西宮市田代町のワンルームマンションの4階に住む男性(41)は、ただならぬ叫び声を聞き、玄関ののぞき穴から外の様子をうかがった。

 同じ階の一室から飛び出してきたのは、近隣住民の間で「竹野内豊似のイケメン」と噂されていた若い男性。血だらけのまま走って階段を下り、おびえた表情で3階の住人らに助けを求めた。

 「元カノにやられた」

 「金づちで頭を殴られ、包丁で背中を刺された」

 事情を知った住人が110番し、男性は救急車で病院に運ばれた。だが、そこに元カノの姿はなかった。兵庫県警西宮署員が現場の部屋を訪れると、一人でぽつんと床に座り込んでいたという。

次ページ約1年間交際した後、今年5月に破局したばかりだった

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ