山口組分裂2年、抗争激減 徹底取り締まり奏功か 過去1年でわずか10件

 ■水面下では引き抜き合戦

 対立抗争が続いている指定暴力団山口組(神戸市灘区)と同神戸山口組(兵庫県淡路市)の衝突事件が昨年8月末以降の1年間で、10件にとどまっていることが26日、警察庁への取材で分かった。暴力団対策法などの法規制に加え、警察当局の取り締まりが奏功しているとみられる。山口組の分裂から27日で丸2年。衝突は沈静化したかにみえるが、今年4月に神戸山口組を離脱した勢力が“第3の山口組”を結成するなど不安定要素もあり、警察当局は厳重な警戒を続けている。

 警察庁によると、両団体の衝突事件は山口組が分裂した平成27年8月27日から昨年8月末の1年間で87件起きたが、以降の分裂2年目の1年間では10件しか起きていない。昨年4月に神戸山口組が指定暴力団となって以降でみても22件にとどまっており、組事務所への立ち入りや組員の集合が厳しく規制される「特定抗争指定暴力団」に指定されることを恐れ、両団体が衝突を回避している可能性がある。

 また、関係者によると、山口組はテロ等準備罪を新設した改正組織犯罪処罰法についても、組内で配布した文書で警戒感を示しており、衝突を避ける一因になっているとの見方もある。

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