大川小津波訴訟 当時の市教委幹部「危機管理マニュアルの中身までは確認せず」控訴審

 東日本大震災の津波で児童ら84人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の児童23人の遺族が、市と県に損害賠償を求めた訴訟の控訴審第6回口頭弁論が12日、仙台高裁(小川浩裁判長)であった。この日は当時の市教育委員会幹部ら2人の証人尋問が行われた。

 市内の学校の安全管理について、指導・助言する立場にあった当時の市教委学校教育課長は、各校が毎年提出する危機管理マニュアルのチェック体制について、「マニュアルの中身までは確認していなかった。地域の現状に応じて適切に作成するよう指導していた」と証言した。

 閉廷後に行われた会見で、遺族の一人、佐藤和隆さん(50)は「やるべきことをやれば(悲劇は)防げたと改めて感じた」と語った。

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