CMでおなじみの「来て見て便利な梅旧院」 ビル型納骨堂の女社長、なぜ脱税できたのか?

【衝撃事件の核心】

 先祖の供養に費やした金が、私腹を肥やす不正蓄財に回されていたのか-。大阪でビル型納骨堂「梅旧院光明殿」を運営する「光明殿」社長の山口幸子容疑者(63)=兵庫県芦屋市=らが、5年間で計約1億7千万円を脱税したとして逮捕された事件。「来て見て便利な梅旧院」のフレーズのテレビCMで関西ではおなじみだった施設に、大阪地検特捜部と大阪国税局のマルサ(査察部)による合同捜査のメスが入った。事件では、山口容疑者が金の流れを分からなくする隠蔽工作を行い、巧妙に税逃れをしていたとされる。老舗宗教法人を舞台とする施設で、なぜ脱税が可能だったのか。そこには、経営不振に陥った納骨堂事業に多額の出資をし、影響力を強めていった山口容疑者の“辣腕(らつわん)”ぶりが浮かび上がる。

 テレビCMで有名

 「大切にお祀(まつ)りさせていただきます」

 着物姿で手を合わせ、視聴者に語りかける。関西に住む人なら一度は見たことがあるだろうテレビCMに登場している女性こそ、大阪地検特捜部に法人税法違反容疑で逮捕された山口幸子容疑者だ。

 都会の中にある「ビル型納骨堂」として注目を集め、テレビのバラエティー番組に出演する際には華やかなドレスや宝石を身につけて登場。インパクトのあるキャラクターは、インターネット上でも話題になった。関係者によると、兵庫県芦屋市の高級住宅街のマンションに居住。やり手経営者として知られ、プライベートでは、運転手付きの高級外車を乗り回していたという。

次ページ中に入ると、銭湯やスポーツクラブのロッカーのように、金色に装飾された…

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