他人の抗精神病薬飲ませる 北海道、障害者施設に勧告

 北海道北広島市の障害者支援施設「北広島リハビリセンター」で5月、20代の女性介護職員が入所していた70代女性に対して、他人に処方された抗精神病薬を飲ませていたことが15日、施設への取材で分かった。北海道は虐待と判断し、6日付で運営する社会福祉法人に障害者総合支援法に基づく改善勧告を出した。

 施設によると、職員は5月27日昼ごろ、女性が大声を出したため他の入所者に処方されていた抗精神病薬リスペリドン内服液1本(0・5ミリリットル)を飲ませ、うとうとさせた。目撃していた同僚が上司に報告。職員は施設の聞き取りに「他の入所者から苦情もあり、静かにしてもらいたかった」と説明したという。

 職員は、昨年にも1回この女性に他人の抗精神病薬を飲ませたことを認め、今年5月末に自主退職した。女性は今月6日に病死したが、投薬とは関係ないという。

 施設の担当者は「利用者や家族に深くおわびしたい」としている。

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