オウム裁判終結 麻原彰晃死刑囚、真実語らず

 オウム真理教の元教祖、麻原彰晃死刑囚は現在、東京拘置所に収容されている。一連の裁判では、元幹部の死刑囚らが他の被告の公判に証人として出廷するなどしてきたが、麻原死刑囚は東京地裁で死刑判決が言い渡された平成16年2月以来、公の場に姿を見せていない。

 麻原死刑囚は8年4月から東京地裁で始まった公判の初の意見陳述で「弟子たちの犯行」として無罪を主張。しかし、次第に法廷で独り言をつぶやいたり居眠りをしたりするなどし、やがて何も語らなくなった。

 一方、四女が自身の推定相続人から麻原死刑囚らを除外するよう横浜家裁に求めた手続きの中では、近況も明らかになった。東京拘置所長が昨年5月25日付で提出した文書には、「明らかな精神的な障害は生じていないと思われる」とする医師の見解が記載されていた。

 文書によると、麻原死刑囚は面会の申し入れがあっても、居室から出ようとせず、かたくなに拒否するが、運動や入浴、定期健康診断のために職員が居室から出るよう促すと、ほとんどの場合、抵抗しないという。

 家裁の手続きでは、東京拘置所で麻原死刑囚の意見を聞く審問期日が設けられた。職員が死刑囚に期日に出るか2度尋ねたが、結局、出頭しなかったといい、家裁は10月31日付で四女の訴えを認めた。

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