「遊び」「罰ゲーム」「死ね」 大津いじめ自殺、元同級生らが法廷で語ったこと

 もう1人のクラスメートも「男子生徒以外のメンバーにもかけていた」と遊びを強調したが、「男子生徒から技をかけられたことはなかった」と話した。

 そのうち男子生徒と元同級生3人は遊びとして、じゃんけんで負けたら「罰ゲーム」を課すようになった。尋問で3人は、体育大会で男子生徒を押さえつけて顔や手足に粘着テープやハチマキを巻き付け、蜂の死骸を食べさせようとした行為は認めたものの、目的を問われると1人は「リアクションを楽しむエンターテインメントのようなものだった」と話した。

 「死ね」は「あいさつ程度」

 男子生徒への理由のない行為は続いた。顔に一方的にペンで落書きしたこともあった。法廷で「男子生徒の気持ちを考えたことはあるか」と問われたクラスメートの元同級生は「僕が(同じことを)されている立場なら、笑いが取れるのでおいしいと思う。屈辱だけだったと思っていない。(一連の行為で)身体的、精神的に傷つけた認識はない」と述べた。また、男子生徒に「死ね」と言った理由を問われた別のクラスの元同級生は「あいさつ程度」と話した。

 尋問では、2年の2学期以降にエスカレートした男子生徒への行為について、原告側の弁護士らが詳細に行為の内容や目的を問いただしたが、元同級生らは一貫して「遊び、罰ゲーム」と説明。「男子生徒はいじられ役で嫌がっていなかった」としたほか、詳しい話になると「覚えていない」との答えも目立った。

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