エレベーター事故逆転無罪 保守管理会社の3人 東京高裁

 平成18年に東京都港区のマンションで男子高校生が死亡したエレベーター事故で、業務上過失致死罪に問われた保守管理会社「エス・イー・シーエレベーター」会長、鈴木孝夫被告(74)ら3人の控訴審判決で、東京高裁は14日、いずれも執行猶予付きの有罪とした1審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。

 製造元だったシンドラーエレベータ社の元保守担当課長も同じ罪に問われたが、今年2月に無罪が確定している。

 秋葉康弘裁判長は判決理由で「エス社の担当者が事故前の18年5月25日に点検した時点で、事故原因となったブレーキの異常な摩耗が発生していた証拠はない」と指摘した。

 事故は18年6月3日夜に発生。エレベーターの扉が開いたまま急上昇し、降りようとした都立高2年、市川大輔さん=当時(16)=が床と外枠の間に挟まれた。

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