「麻原彰晃死刑囚だけでも」「よく決断」オウム死刑囚移送で多くの声

 地下鉄サリン事件からまもなく23年を迎える中での死刑囚の移送は、事件の被害者や遺族らからは執行への準備と捉える向きもあり、さまざまな声が聞かれた。公証役場事務長監禁致死事件で父親を亡くした仮谷実さん(58)は「法務省はよくぞ決断してくれた」と歓迎する。

 地下鉄サリン事件で夫を亡くした、被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(71)は「もう今日から緊張している」と声をこわばらせた。12日に上川陽子法相に会い、死刑囚との面会や執行への立ち会いを求めたばかり。面会後に上川氏からハグをされたといい、高橋さんは「思いがあってのことだったのかと、いまさらながら思う」と話した。

 自らもサリンで襲撃されたオウム真理教被害対策弁護団の滝本太郎弁護士(61)も「化学兵器を使った無差別大量殺傷事件を2度も起こしたことの責任は重い」。しかし、13人の死刑囚について、「麻原彰晃死刑囚だけを死刑にしても何の問題もない。(残りの12人は)手足にすぎず、執行してはならない」などと語る。

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