新潟女児殺害 厳戒態勢の登校 保護者ら「遊ばせられない」「早く捕まえて」

 凶行から2日目を迎えた9日朝、殺害された新潟市西区の小学2年、大桃珠生さん(7)が通っていた市立小針小学校では、小雨が降りしきる中、児童が保護者らと一緒に集団登校する姿が見られた。「子供が心配」「早く犯人を捕まえてほしい」。閑静な住宅街で起きた惨劇に、保護者からは不安の声が漏れた。

 午前7時すぎ、校門前や通学路には教職員や警察官が立ち、周囲を警戒。保護者にしっかりと手を握られた児童が次々と校門をくぐった。

 1年生の男児の登校に付き添った父親(40)は「仕事に行かなければならないが、子供が心配で早めに一緒に来た。こんな残忍な犯行は許せない」と怒りをあらわにした。別の40代の母親は「犯人が捕まって安心できるまでは、子供は外では遊ばせないようにする」と不安を隠せない。

 市教育委員会は事件を受け、8日午後に市立の全小中学校162校に対し、集団登下校をするように指示。期間は「被疑者が検挙まで当面の間」とする一方で、部活動などの休止はないという。各校では年1回、不審者対応の避難訓練を実施しているといい、市教委学校支援課の斎藤純一課長は「まずは登下校時に1人にさせないことを徹底し、通学路の危険箇所の点検にも力を入れていく」と話す。

 だが、保護者の危機感は募る。小学校側からは集団登下校について、どういったグループ分けにするかなど具体的な指示がなかったといい、ある保護者は「学校にはきちんと対応してほしい。こんな事件が起こっているのに、子供は友達と遊ぶ約束をしていて事態を何にも分かっていなかった」と漏らす。

 一方、凶行から2日が経過した現場の線路沿いは人通りがなく、線路脇に手向けられた花が降り続く雨にぬれていた。

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