新潟女児殺害 登下校、保護者付き添い「許せない」「外で遊ばせない」
殺害された大桃珠生(たまき)さんが通っていた新潟市立小針小学校では9日、児童が保護者らと一緒に集団で登下校する姿が見られた。通学路には教職員や警察官らが立ち、厳戒態勢が敷かれた。
1年生の男児の登校に付き添った父親(40)は「仕事に行かなければならないが、子供が心配で一緒に来た。こんな残忍な犯行は許せない」と怒りをあらわにした。別の40代の母親は「犯人が捕まって安心できるまでは、子供は外では遊ばせないようにする」と不安の色を浮かべた。
事件を受け、市教育委員会は市立全小中学校162校に対し、集団登下校をするように指示。期間は、容疑者が検挙されるまでの当面の間とする一方で、部活動などの休止はないという。市教委は「登下校時に1人にさせないことを徹底し、通学路の危険箇所の点検にも力を入れていく」としている。