新潟女児殺害 開けられなかったタイムカプセル 卒園文集に「夢はデザイナー」

 「優しく穏やかな女の子だったのに、なぜ…」。殺害された大桃珠生(たまき)さんが通っていた幼稚園の神保フユ子園長(71)が取材に応じ、声を詰まらせた。

 神保園長が大桃さんの失踪を知ったのは7日午後6時ごろ。必死に娘の行方を探す大桃さんの母からの電話だった。「幼稚園に行っていませんか」と聞かれ、「来ていません」と答えた。無事を信じて疑わなかったが、8日に事件が報じられた。神保園長は職員らとともに黙祷したという。

 大桃さんは優しい性格で、神保園長は「桜の花びらを袋に入れ、ママのお土産に持って帰ったこともあった」と振り返る。花や植物が好きで園で育てていたゴーヤの水やりを友達と喜びながらやっていたのが印象に残っている。

 卒園文集での《3年間で一番楽しかった思い出は》という問いに「秋の芋掘り遠足」と記し、《将来の夢》の欄には「デザイナー」と書いていた。

 卒園時に幼稚園の庭に将来の自分に宛てた手紙を入れたタイムカプセルを埋め、小学3年の夏に開ける予定だった。神保園長は「来年、タイムカプセルを開けるときに珠生ちゃんがいないと思うと本当に辛い」と涙ぐんだ。

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