新潟女児殺害 見守り不在、不審者情報共有なし、秘匿捜査…悪条件重なる 

 不運な“悪条件”が重なり、悲劇につながった。大桃珠生さんが容疑者に連れ去られたとみられる現場付近は、登下校時の安全を監視するボランティア住民が不在で、その“隙”を突かれたとみられる。学校の不審者情報の共有の難しさや警察の捜索網の限界も浮かび上がった。

 新潟市教委などによると、大桃さんが通う小針小学校では事件当日の7日、登下校時に、ボランティア組織「子供見守り隊」のメンバー数人が学校周辺で見守り活動をしていた。しかし、大桃さんの帰宅経路にあたるJR小針駅近くの踏切から自宅までの約300メートルの生活道路には誰もいなかった。大桃さんはここで連れ去られたとみられる。

 見守り隊は、児童の連れ去り事案が全国的に相次いだことを背景に平成16年に発足。29年度は市全体で2502人が見守り隊に登録したが、小針小学校区に限ると16人で、今年度は同11人まで減少している。

 その要因はメンバーの高齢化だ。多くが体力面に問題を抱え、毎日参加できるとなると下校時ではわずか1人。そのため、ここ1年ほどは、下校時にこの踏切付近には誰もいない状態が続いていたという。

 学校側の情報共有の難しさも露呈した。

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