新潟女児殺害「珠生さんは帰ってこない」住民、複雑な心境

 「ほっとした」「でも帰ってこない」-。現場周辺の男が事件に関わった疑いが強まり、不安を強いられてきた現場周辺の保護者や関係者は、安堵(あんど)の中にも複雑な心境をのぞかせた。

 児童らの見守りを続ける小針小校区コミュニティー協議会の渡辺誠さん(75)は「ほっとしている」と率直な気持ちを吐露。「まだ子供たちの不安は残っているので、気持ちが落ち着くまでは見守りを続ける」と語る。

 大桃珠生さんが通っていた小針小の1年の男児を持つ40代の母親は「安心した。ただ、事件後も不審者情報があったので、しばらくは学校まで送迎したい」と表情を曇らせた。

 事件以降、小針小付近では検問や聞き込みなどを行う新潟県警の捜査員らのほか、報道関係者らも殺到。普段は閑静な住宅街は騒然とした雰囲気に包まれている。

 このため、新潟市教育委員会は児童の心のケアのため同小にスクールカウンセラーを送るなどの対応をとってきた。現場近くで八百屋を営む女性(67)は「不安な日々がいつまで続くのかと思うと心が苦しかった。早く日常に戻ってほしい」と話す。

 ただ、住民は複雑な心境ものぞかせる。美容師の佐藤満子さん(75)は「珠生さんは帰ってこないことは変わらない」と肩を落とした。

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