立て看板保管のフェンス破損 京大が被害届 持ち出し18枚再び設置 

 14日午後11時5分ごろ、京都大吉田キャンパス(京都市左京区)内で、大学側が周辺の公道から撤去した立て看板(通称・タテカン)の保管場所のフェンスを壊そうとしている人がいると110番があった。フェンスの骨組みが曲げられ立て看板を持ち出されており、大学側は15日、京都府警川端署に被害届を提出すると発表した。同署は器物損壊の疑いで捜査する方針。

 同署と京大によると、フェンスの金網は高さ約2メートル。金網は破損し、フードで顔を隠した3人が保管場所に侵入して看板を持ち出そうとしているのを大学職員が見つけ、通報した。

 その後、学生ら約30人が周辺に集まり、駆け付けた警察官が捜索中の保管場所に入って看板の持ち出しを続けたという。学生らと職員は一時もみ合いになったが、けが人はなかった。

 キャンパス周辺の歩道には15日、一度撤去され保管されていた看板を含む18枚が再び設置された。

 立て看板をめぐっては、京都市が景観に関する条例に違反するとして、数年前から京大に再三にわたり改善を求めて指導してきた。このため大学は昨年12月、設置場所をキャンパス内の指定場所に限り、大きさも制限するなど20項目にわたる規定を策定。今年5月から導入し、13日に一斉に撤去していた。

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