大阪北部地震 エコノミークラス症候群に注意を 循環器学会など注意呼びかけ、熊本で課題に

 大阪北部地震をめぐり、長期間の避難所生活や車中泊を余儀なくされる被災者が、静脈にできた血栓が肺などの血管に流れて詰まる「エコノミークラス症候群」に見舞われる危険性があるとして、医療関係者が注意を呼びかけている。平成28年の熊本地震では死者も出ており、関係者は「適切な運動と水分補給が重要になる」と指摘。巡回指導なども始まっている。

 今も300人以上が避難所生活を送る大阪府高槻市では20日、保健師らが各避難所を巡回し、エコノミークラス症候群や熱中症を予防するための指導を実施した。

 リウマチの影響で一日のほとんどをいすに座って過ごしているという避難中の女性(79)は「散歩が日課だったが、雨と余震が怖くて散歩にも出られていない。水分をとったり、ふくらはぎを自分でもんだりして気をつけている」と話した。

 日本循環器学会によると、エコノミークラス症候群の主な原因は足の血流の停滞で、足を動かさないこと▽脱水▽足のけが-などで発生のリスクが高まるとされる。28年4月に発生した熊本地震では、頻発する余震への恐怖から、車中泊する避難者が続出。熊本県によると、エコノミークラス症候群で54人が入院し、うち1人が死亡した。

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