大阪北部地震 日本最長の大阪モノレール、再開遅れる…災害対応に課題

 大阪北部地震の被災地を走る日本最長の大阪モノレールが復旧に手間取っている。高架上を走るモノレールは構造上、通常の電車と違い、人が歩いて線路を点検するスペースがなく、保守点検に時間がかかるのが原因だ。交通網拡充に向けた延伸計画も進むが、災害対応という課題が浮き彫りになっている。

 大阪モノレールは平成2年に開業。大阪空港駅と門真市駅を結ぶ本線、彩都西駅までの彩都線の2線に18駅あり、延長計28キロ。

 地震翌々日の20日に一部運転を再開したが、発生から3日たった21日朝も一部が運休。全線再開は23日までかかる見通しだ。JRや大阪メトロは19日までに大部分で運転を再開しており、復旧への遅れが目立つ。

 府都市交通課によると、人が線路上で点検できる鉄道と異なり、モノレールは専用の点検車を使う。地震で18本が運行停止したが、点検車が1本ずつ停止車両までの区間を確認。車庫に移動させた後、次の車両に向かう工程を繰り返す。点検中は停電させる必要もあり、長時間が必要になる。

 平成41年に東大阪市まで約9キロ延伸する計画があるが、今回の地震で災害時の点検長期化の懸念も浮上。運行する大阪高速鉄道担当者は「距離が長くなると作業時間も増える。効率的な点検が課題」としている。

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