富山交番警官殺害 「怖くて友達ともしゃべれず」 緊迫の校内放送 学校に乾いた発砲音響く

 逃走した島津容疑者は午後2時25分ごろ、約100メートル離れた市立奥田小学校の正門付近で、警備員の中村信一さん(68)に向けて拳銃を発砲した。近くの男性(59)によると、少なくとも2回の発砲音がし、中村さんは肩の辺りを押さえ、うずくまるようにその場に倒れた。

 島津容疑者はその後、正門から小学校敷地内に走って侵入。約10メートル入ったところで、周囲を警戒中の警察官が駆け付け、島津容疑者と対峙(たいじ)した。「止まれ。撃つぞ」と警告されながら、島津容疑者は両手に刃物を1本ずつ持ち、走って向かってきたため、警察官が発砲した。

 近くに住む70代の男性は「シャツに赤い血が付いた男が警察官5、6人に馬乗りになって取り押さえられていた」。島津容疑者は交番付近でも発砲したとみられ、中村さんの近くに落ちていた拳銃は5発の薬莢(やっきょう)すべてが空になっていた。

 学校側に事件が伝わったのはその頃。同小では緊迫した校内放送が流れ、教諭らが児童約400人を体育館に誘導、避難させた。教頭が「不審者が出たので、ここで待つように」と指示した。校舎出入り口では、教諭たちが刺股(さすまた)やほうきを手に警戒した。犯人確保の情報を警察官から聞き、午後4時から保護者に児童の引き渡しを始めた。

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