大阪北部地震 ブロック塀、84施設で「不適合」 奈良県内の公立校・園を調査

 奈良県は26日、大阪北部地震を受けて県内の公立学校・園を緊急調査した結果、503施設のうち84施設で建築基準法に適合しないブロック塀が見つかったことを明らかにした。また、17施設のブロック塀で劣化・損傷を確認。今後は専門家による調査と並行して、撤去や補修を進める方針だ。

 調査は地震翌日の19日以降、幼稚園149園▽小学校199校▽中学校102校▽高校43校▽特別支援学校10校-を対象に、各自治体の職員らが目視により実施。建築基準法では、塀の高さを2・2メートル以下とし、さらに3・4メートルの間隔で塀を固定する「控え壁」を設置することを義務づけているが、適合しないブロック塀の大半は控え壁がなかったり、間隔が広すぎたりしていた。

 県立学校のうち通学路などに面し、緊急に対策を講じる必要があるのは、桜井高校▽大淀高校▽旧奈良工業高校跡地-の3校で、基準を大きく超える高さ3・2メートルの塀もあった。問題が確認された箇所は、立ち入り禁止にしたり、登下校時に教職員が付近に立ったりして注意を呼びかけているという。

 また、奈良市立都南中学校では、校舎北側に約160メートルにわたって設けられているブロック塀(高さ1・65~1・95メートル)に控え壁がないことが判明。田和善博校長は「10年ほど前に設置されたと聞いているが、なぜ基準を満たしていないのか」と疑問を口にした。

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