オウム死刑執行 地下鉄サリン事件契機にテロ対策強化 警視庁

 オウム真理教による地下鉄サリン事件では、満足な装備もなく現場に駆け付けた警察官が被害に遭った。事件を受け、警視庁は公安部や機動隊に専門部隊を設置、テロ対策を大きく進めるきっかけとなった。

 過激派やテロの捜査に当たる警視庁公安部には以前から、ゲリラ事件で使われた飛行弾や時限式発火装置の解析を任務とする公安機動捜査隊があった。ただ、サリン事件のように、化学物質で捜査員自身に危険が及ぶケースを想定した装備はほとんどなかった。

 事件後の平成12年に理系学部出身者を集めて発足させたのがNBC(核・生物・化学)テロ捜査隊だ。隊員は不審物や異臭の通報があった現場に急行。防護服を身に着け、化学物質の分析や放射線量を測る機材で初動捜査に当たる。東日本大震災では、東京電力福島第1原発周辺で放射線量を測定した。

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