西日本豪雨 死者91人、50人超安否不明 2万3千人避難

冠水した岡山県倉敷市真備町で行われる排水作業=8日午後2時43分(本社ヘリから)

冠水した岡山県倉敷市真備町で行われる排水作業=8日午後2時43分(本社ヘリから)

 活発な梅雨前線による西日本豪雨は9日までに、各地で被害が拡大し、死者は計91人に上った。安否不明者は50人以上。中国・四国地方を中心とした被災地では救助や捜索が続いた。気象庁は大雨特別警報を全て解除したが、引き続き土砂災害や河川氾濫への警戒を呼び掛けた。総務省消防庁によると、8日午後9時時点で15府県の避難所に計2万3千人が身を寄せた。

 政府は非常災害対策本部を設置。安倍晋三首相は「救命救助や避難の誘導に全力で当たってもらいたい」と指示した。

 岡山県倉敷市真備町地区では川の堤防が決壊し、地区の約3割が浸水。建物の屋上などに千人以上が一時取り残された。国土交通省はポンプ車で同地区での排水を進めた。市によると、浸水家屋は推計約4600戸、地区一帯からの避難者は3千~5千人とみられる。

 8日以降も各地で死者を確認。広島県では、熊野町川角5丁目の住宅地で土砂崩れに巻き込まれて12人が安否不明になり、うち1人とみられる遺体が、福山市では、ため池決壊で家ごと流された女児(3)の遺体が見つかった。愛媛県宇和島市で土砂崩れにより住宅で生き埋めとなった男性(63)と、高知県大月町で裏山が崩れ住宅が倒壊した女性(58)も死亡した。

 住宅2棟が倒壊した京都府綾部市の現場で男女3人が死亡。岐阜県関市では用水路に横転した車の男性が、北九州市門司区の土砂崩れ現場でも男性(68)が死亡した。

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