西日本豪雨 えぐれた山肌、家屋倒壊…岡山・広島・愛媛などで道路寸断、必死の救出

 山肌はえぐれ、茶色の土砂がむき出しになっていた。多数の死者・行方不明者が出た岡山、広島、愛媛各県では9日も捜索活動が続き、土砂にのまれた家屋の前では、住民らが不明者の無事を祈った。川の堤防決壊で一帯が水没、道路が寸断される中、孤立していた病院や老人ホームでは同日までにヘリコプターやボートを使った必死の救出活動が行われた。

 広島県三原市の高齢夫婦とみられる2人を巻き込んだ土砂崩れ現場では、裏山の一部がえぐれ、茶色い地肌があらわに。同県呉市では、道路に流れ込んだ土砂が捜索現場へ向かう消防や警察の行く手を阻んだ。

 広島市安芸区の山間部にある「浅田病院」では8日、看護師らが土砂に足を取られながら、水や食料を病院に運んだ。浅田護院長は「病院につながる道路全てが土砂に埋もれた。インフラが途絶え、水も食料も尽きつつある」と窮状を訴えた。

 6日夜、山肌をえぐった土石流が住宅街に流れ込み12人が安否不明となり、7日に1人の死亡が確認された広島県熊野町川角5丁目の現場には、がれきや倒れた電柱が残り、複数の車が横転。自衛隊や消防などが9日も数十人態勢で不明者の捜索を続けた。

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