西日本豪雨 病院孤立、必死の救助「助かってよかった」水没の倉敷市真備町

 孤立した病院や老人ホームで、ヘリコプターやボートを使った必死の救出活動が続いた。水没した建物などに一時多くの人が取り残された岡山県倉敷市真備町地区。「助かってよかった」。8日中に大半が救助され、住民らはほっとしながらも疲れた表情を見せた。9日になって水はかなり引き、浸水した住宅や店舗では片付けに追われた。

 真備町地区では7日未明、近くを流れる小田川から濁流が押し寄せた。全体の約3割に当たる約1200ヘクタールが浸水。8日になって排水作業が始まるまで、多くの建物が泥水に沈んでいた。

 1階部分が水没し、多くの患者や職員らが孤立していた「まび記念病院」の上空には8日午前10時ごろ、ヘリが到着。重篤患者らを乗せた担架が屋上に待機し、救助隊員がヘリからつるしたロープをくくりつけ、ゆっくり引き上げた。

 他の患者や職員らは病院の外壁に立て掛けたはしごで1人ずつ下り、水面に浮かぶ自衛隊のボートへ。高台の道路に着くと、自衛隊員がお年寄りや子どもの体を抱えて降ろした。救出された女性(73)は「助かってよかった」とほっとした様子。9日未明に全員の救出が確認された。

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