西日本豪雨 死者100人超え109人に 安否不明80人以上

 活発な梅雨前線による西日本豪雨は9日までに、各地で被害が拡大し、死者は新たに佐賀県で1人、岡山県倉敷市の真備町地区で4人の遺体が見つかり、12府県計109人に上った。安否不明者は岡山県倉敷市や広島市で大幅に増え、計80人以上になった。中国・四国地方を中心とした被災地では救助や捜索が続いた。気象庁は大雨特別警報を全て解除したが、引き続き土砂災害や河川氾濫への警戒を呼び掛けた。総務省消防庁によると、8日午後9時時点で15府県の避難所に計2万3千人が身を寄せた。

 政府は8日、非常災害対策本部を設置。安倍晋三首相は9日午前の会合で「(警察や自衛隊などの)実動部隊を7万3千人に増強し、全力で救命救助に当たっている」と述べた。

 岡山県倉敷市真備町地区では川の堤防が決壊し、地区の約3割が浸水。建物の屋上などに千人以上が一時取り残された。国土交通省はポンプ車で同地区での排水を進めた。市によると、浸水家屋は推計約4600戸、地区一帯からの避難者は3千~5千人とみられる。患者や職員らが孤立していた「まび記念病院」では9日未明、全員の救出を確認した。

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