西日本豪雨 12府県で死者154人 真備町地区で新たに18人の遺体

 西日本豪雨の被災地では10日、浸水で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市の真備町地区で新たに18人の遺体が見つかるなど、死者が12府県で計154人に上った。広島、岡山両県を中心に7府県で依然58人が安否不明だ。総務省消防庁によると、同日午後1時の時点で15府県の計1万人超が避難。気温は各地で30度を超え、関係機関による捜索や被災者を取り巻く状況は過酷さを増している。

 川の堤防が決壊し浸水した真備町地区では、水が引いたことで捜索が進んだ。陸上自衛隊による仮設風呂も開設された。倉敷市によると、浸水した家屋の捜索は10日でほぼ完了、11日以降は水路や水田などに重点を移して不明者捜索を続ける。

 広島県では、府中町で10日午前、流れてきた土砂や流木でせき止められた榎川が氾濫し、同町が周辺の約2万5千人に避難指示を出した。呉市は、市外へつながる鉄道や主要道路の多くが土砂や流木でふさがれ、人や物の往来が寸断された。

 総務省消防庁が10日午後に発表した集計で、住宅被害は31道府県で全半壊74棟、床上・床下浸水1万8342棟。厚生労働省によると、正午現在、12府県で計25万4805戸が断水している。

 5日以降の共同通信の各府県まとめで、死者は広島56人、岡山54人、愛媛25人、京都4人、山口、福岡各3人、兵庫、高知、鹿児島各2人、岐阜、滋賀、佐賀各1人。

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