西日本豪雨 15府県・7千人近くが避難 体調懸念、長期化対策も

 西日本豪雨で多くの犠牲者が出た広島、岡山、愛媛の3県では11日、朝から気温が上昇し、昼ごろには30度以上を記録する真夏日になった。避難者は15府県で依然として7千人近くいる一方、冷房施設が設置されていない避難所もある。体調悪化が懸念され、各自治体は避難生活の長期化を見据え、医師の巡回や仮住まい先のあっせんなどの取り組みを始めた。

 気象庁によると、この日の最高気温は広島県東広島市が31・1度、愛媛県宇和島市で32・2度、岡山県倉敷市も31・4度を記録。総務省消防庁の同日正午現在の集計では、15府県の避難所に6985人が身を寄せている。このうち岡山は3050人、広島が2947人、愛媛で720人が避難しており、3県で全体の96%を占める。

 岡山県総社市の体育館には一時、近隣の倉敷市真備町から数百人が避難。エアコンがなく、扇風機や移動式冷房機で対応したが、ここで生活するのは現実的ではないと判断、空調設備が整っている公民館などに移ってもらった。

 広島市は、早期に自宅に戻れないことを前提に、仮住まい先のあっせんを始めた。自宅が壊れた市民を対象に市営住宅など計132戸を提供、無償で入居してもらう。希望者には冷蔵庫やテレビ、布団などの生活必需品も用意するという。

 

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