西日本豪雨 被災地で酷暑続く 断水で水分補給に課題も

 全体の約3割が浸水した岡山県倉敷市真(ま)備(び)町地区では、市立岡田小に約350人が身を寄せている。倉敷市では真夏日が11日まで4日続いている。同小に設けられた避難所では、各地から寄せられた移動式のクーラーや扇風機を設置しているが、温度は思うように下がらず、うちわやぬれタオルで暑さをしのぐ住民の姿も目立つ。

 真備町川辺から避難している斉藤四郎さん(78)は「この避難所は扇風機があってまだ快適な方だが、それでも汗が止まらない。脱水症状にならないように安静に過ごすしかない」。夫と2人で避難所生活を送る主婦の福田寛子さん(40)は「昨日は暑くて吐き気がし、夜も寝られなかった。道端に積まれた災害ごみも臭いがきつくなってきている」と打ち明けた。

 暑さや疲労から体調を崩す人も出始めているといい、この避難所の運営責任者、黒瀬正典さん(64)は「これまでに持病のある高齢者が数人、救急搬送された。避難所のスタッフも疲労が濃くなっている。いつまでこの生活が続くのか」と険しい表情で話した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ