文科省汚職 前例ない1次加点「文科省は“神”」 国家試験合格率低下に危機感も…

 文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件は22日、賄賂とされる文科省前局長の息子の不正合格を主導した東京医科大学の前理事長と前学長も、刑事責任を問われる見通しとなった。関係者によると、かつて同大で行われていた「裏口入学」は2次試験で半ば公然と加点されていたという。今回の事件は前例のない1次試験での加点で、前理事長らが極秘裏に不正合格を進めた実態が浮かぶ。(市岡豊大、山本浩輔)

 「どこの医大にも裏口入学はあるが、うちは最近は厳しい方。OBの子供が入れなくて同窓会から不満が出ているくらいだ」

 東京医科大のある現職教授は、こう証言する。かつては定員120人中、半分以上が医者の子供だったが、近年は約20人、うち約10人は同大出身者だという。

リストで優先順3段階

 複数の関係者によると、当時学長だった臼井正彦前理事長(77)が裏口入学対象者を取りまとめ、大学への寄付額などを基に対象者の優先順位を「絶対」「できれば」「どちらでもいい」という3段階に分け、リスト化していたという。

 同大医学部医学科の入試は一部を除きマークシート方式の1次試験と、面接や小論文などが課される2次試験があり、学長がトップを務める入試委員会でそれぞれの通過者を決定する。

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