熱中症の搬送者数、過去最多を連日更新 「昨年1年間」上回る 半数は高齢者、初期段階で対応を

 熱中症で搬送される人が急増している影響で、東京消防庁の救急出場件数はここ数日3000件前後で推移し、一日の最多件数の更新を繰り返している。今年に入って熱中症の疑いで搬送された人数は22日までに3544人に上り、昨年1年間の3454人をすでに上回った。半数近くは65歳以上の高齢者で、住宅からの搬送が多いといい、同庁などが注意を呼びかけている。

 同庁によると、14~22日までの9日間に搬送されたのは2289人。このうち65歳以上の高齢者は約46%に当たる1063人だった。高齢者は他の世代に比べて入院を要する重症者の割合が高く、場所別では住宅からの搬送が6割を占めた。

 高齢者は暑さを感知しにくく、体温調節ができずに体に熱がたまりやすいといい、同庁は「室内に温湿度計を置き、こまめにチェックすることが必要」と指摘する。また、高齢世帯では体の冷えへの抵抗感や、節電意識から冷房をつけない傾向もあり、「暑い日には冷房を積極的に使用し、室内を28度前後に保つように」と呼びかけている。

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