西日本豪雨 敗退後は地域に恩返し 高校球児がボランティア

 熱戦が続く第100回全国高校野球選手権岡山大会も最終盤を迎え、出場59校中55校が姿を消した。この中には西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町地区出身の選手も含まれており、敗退と同時に引退となる3年生選手らは「これまで育ててくれた地域に恩返しを」とボランティアにポジションを変え“最後の夏”を過ごしている。

 25日の準々決勝で、倉敷商に敗れた玉島商。4番打者だった近江瞭斗さん(18)は試合の後「自宅や近所で、被災の後片付けを手伝いたい。他校にいる真備出身の野球仲間にも呼びかけたい」と一念発起した。

 近江さんは小田川決壊直後、グローブだけを手に避難。自宅は1階天井まで浸水した。大会期間中は「野球に専念して」と家族に激励され、ずっと知人宅に身を寄せていた。悔しい敗戦だったが「気になっていた真備にようやく帰られる」との思いも強かった。

 27日、近所のごみ片付けでは同じ市立真備東中出身で、おかやま山陽高の主軸で主将だった井元将也さん(17)と合流。

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