西日本豪雨 鉄道不通や道路通行止め長期化 渋滞慢性化で被災者疲弊 台風も…

 西日本豪雨で広範囲に大雨特別警報が出され、犠牲者が相次ぐ事態となってから27日で3週間。広島県では交通事情の悪化が長期化している。今も線路に土砂が堆積しており、鉄道の全面復旧は来年以降になる見込みだ。被災者らは代わりに車やバスを利用するが、道路崩落や土砂崩れによる通行止めは依然各地に残り渋滞は慢性化。豪雨で地盤がゆるむ中、新たな土砂崩れが発生すれば、復旧作業にも影響する恐れがある。

 豪雨で多くの家が浸水し、車の水没も相次いだ同県坂町(さかちょう)小屋浦地区。沿線のJR呉線は全区間で運転を見合わせており、今も車やバス以外の交通手段がない。

 同町から広島、呉両方面へのメインルートで、11日に復旧した国道31号は、もう一つのルートだった一般有料道「広島呉道路」で一部不通が続いているため、日常的に渋滞している。

 台風12号はこの状況に追い打ちをかける可能性がある。国土交通省広島国道事務所は、国道31号で1時間に34ミリ以上の雨量を観測すれば、豪雨で大規模な土砂崩れが発生した箇所を通行止めにすると説明。荒木勲副所長は「土砂災害が再度発生する可能性がある。高さ1メートルの土嚢(どのう)を積んでいるが、防げる保証はない」という。

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