西日本豪雨 「返信、正直しんどかった」「既読つかずやきもき」…災害時のSNS、課題を考える

 西日本を中心とした記録的な豪雨から20日が過ぎた。広島県東広島市に実家がある記者には現地に友人も多い。想定を超える豪雨の現場では何が起きていたのか。災害時、SNSはどれほど機能したのか。友人・家族の証言をもとに検証した。(WEB編集チーム 松尾祐紀)

スマホ見る余裕なく

 気象庁によると、5日から8日までの東広島市の雨量は420ミリ。呉市の470ミリや広島市の458ミリと並び、被害地域の中でも多かった。

 広島市内の専門学校で講師を務める友人(36)は6日、JR山陽線で東広島市内に帰宅しようとしていた。しかし昼過ぎには運転見合わせとなり結局、新幹線を使い帰宅。この時点では「被害がここまで広がるとは思わなかった」と振り返るが、同日夜には実家(同市黒瀬町)に被害が迫っていた。床上浸水し、近くの崖も崩れた。

 翌朝、様子を見に行こうと父親に連絡したものの、返事は「絶対来るな」。数カ所で崩落が起き、孤立状態となっていたためだ。夕方、ようやく車1台分が通れるようになり到着できたという。

 その夜、友人はフェイスブックを更新。「土砂崩れ、山崩れが多く見られ(中略)一時的にライフラインが寸断されました」と綴った。また、仲間や家族、近隣住民と被害状況を共有したといい、「コミュニティは絶対に必要だと痛感した」とも記した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ