西日本豪雨 台風接近、二次災害の恐れ…被災地では土砂撤去、避難呼び掛け

 台風12号の接近を受け、西日本豪雨の被災地では28日、土砂や流木が堆積している河川が増水すれば二次災害が起きる恐れがあるとして、緊急の防災対策を展開した。早めの避難を呼び掛ける自治体も出ている。

 山の斜面などで土砂崩れが多く発生した広島県坂町の総頭川では、国土交通省中国地方整備局が土砂の撤去を進めた。特に流木や車両は水の流れをせき止める恐れがあるとして優先して取り除く。

 広い地域が浸水し、多数の死者が出た岡山県の倉敷市真備町地区では、応急工事が完了していない二つの河川で、堤防に土のうを積んだり盛り土を施したりする作業を県が急ピッチで実施。雨が降った際には、現場の職員が川の水位や堤防の状態を確認、異常があれば市に情報提供する態勢を整えた。

 愛媛県宇和島市は、山の崩落で多くの死者が出た吉田町地区の二次災害緊急避難計画を策定。「緊急警戒区域」に大雨警報が出た場合、従来の避難準備情報より1段階上の避難勧告を出す。担当者は「台風の進路を見極めながら、日没までに避難準備情報までは出したい」としている。

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