台風12号接近 被災地に避難所増設 「被害拡大しないよう祈るばかり」

 台風12号の接近を受け、西日本豪雨の被災地では28日、土砂や流木が堆積している河川が増水すれば二次災害が起きる恐れがあるとして、緊急の防災対策を展開。臨時避難所も開設され、午後から続々と避難者が訪れた。

 岡山県総社(そうじゃ)市の市立神在(じんざい)小学校。豪雨でいったん避難所が開設され、付近の道路が冠水したため閉鎖していたが、台風の接近で改めて避難所が設けられた。同市下原の渋江幸子さん(80)は「子供や孫に『今回は早く避難しとけ』と言われて来ました」と夫婦で避難。豪雨でいったん避難した後、浸水した自宅の2階に戻って生活していたが、疲労やストレスから体調が崩れ始めているという。渋江さんは「豪雨で窓ガラスなども全部流された。もう泣きっ面に蜂。被害が拡大しないよう祈るばかりです」と話した。

 同市では市内8カ所に「土嚢(どのう)ステーション」を設け、水を防ぐための土と土嚢袋を提供。浸水や付近の工場爆発で窓が割れる被害を受けた同市下原の浅沼秀規(ひでき)さん(69)は「豪雨、爆発、台風とトリプルパンチ。まるで狙われているようだ」とこぼした。

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