台風12号 西進台風、九州に上陸…豪雨被災地も警戒続く

 台風12号の影響で、西日本豪雨の被災地では29日、住民らが避難所に身を寄せ、自治体が一時警戒を強めた。気象庁によると、台風12号は29日午後5時半ごろ、福岡県豊前市付近に上陸した。

 岡山県倉敷市では29日午前6時すぎ、高齢者や体の不自由な住民らに避難を求める「避難準備・高齢者等避難開始」を発表。伊東香織市長が防災無線で「土砂災害の恐れがある」と呼び掛けた。

 多数の犠牲者が出た同市真備町地区では朝から雨が降り、断続的に強い風が吹いた。台風に備えて設置された避難所で娘(5)と一夜を明かした女性(24)は「心配であまり寝られなかった」と疲れた表情を見せた。

 昼ごろから晴れ間がのぞき、自宅に戻って片付けをする人の姿も。会社員男性(40)は「大雨が降ったらどうしようかと思ったが、大きな被害が出なくて良かった」と話した。

 広島県の災害対策本部には午前5時から担当職員全員が集合。大規模な土砂崩れがあった坂町では約4800世帯約1万1千人に一時避難指示が出たが、午後に解除された。坂町の担当者は「今後も警戒を続けるが、ひとまず安心した」。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ