台風12号 西日本横断 30日にかけ暴風、土砂災害、高温注意

 台風12号は三重県伊勢市付近に29日午前1時ごろ上陸後、勢力を弱めながら東から西に逆走する異例のコースを進んだ。西日本豪雨の被災地を含む広い範囲に激しい雨を降らせ、午後5時半ごろには福岡県豊前市付近に上陸した。30日にかけて九州北部を横断して東シナ海に抜ける見通し。速度の低下に伴い、影響が長く続くため、気象庁は暴風や土砂災害、河川の増水・氾濫、高波、高潮に警戒を呼び掛けた。

 豪雨の非常災害対策本部会合で安倍晋三首相は台風による負傷者が7都県で21人いたことを明らかにした。今後、天候の回復に伴って気温が上昇するため、再び熱中症対策が必要だ。

 気象庁によると、レーダーによる解析で29日未明には奈良県桜井市付近などで1時間に120ミリ以上の激しい雨が降ったとみられる。台風が通過した地域でも、南よりの暖かく湿った空気が流れ込み、太平洋側の南斜面を中心に大雨が続く恐れがある。北陸ではフェーン現象が発生し、40度に迫る最高気温を記録する観測点が相次いだ。

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