仮設住宅の受け付け開始 岡山県倉敷市

 西日本豪雨による川の堤防決壊で住宅の浸水被害が相次いだ岡山県倉敷市は31日、市内5カ所に建設する仮設住宅について、入居希望者の受け付けを始めた。県と市で当初は200戸を提供する予定で、受付期間は8月5日まで。

 被害が大きく、住宅が全壊と判定されるなどした真備町地区の住民らが対象で、提供戸数を上回った場合は抽選。75歳以上の高齢者や中学生以下の子どもがいる世帯などは優先される。

 窓口が設けられた真備公民館では午後1時の受け付け開始前から続々と住民が集まり、市職員から説明を受けていた。3歳の長男と0歳の長女を育てる高橋つかささん(27)の自宅は、ほぼ新築だったが全壊。母親の友人宅に身を寄せており、「泣き声で迷惑をかけていると思うし、早く元の生活に近い状態に戻りたい」と話していた。

 市役所1階のホールでも、職員が地図を広げて立地場所などを説明。自宅が全壊した梶真人さん(46)は「川の堤防がいつ完全復旧するか分からず、台風シーズンが終わるまでは家の修繕もできない。妻の実家に居続けるわけにいかない」と疲れた表情を浮かべた。

 真備町地区については既に、浸水域にある約2100戸の住宅を、市が一括して全壊と判定。民間の賃貸住宅を借り上げて提供する「みなし仮設住宅」も既に申請の受け付けが始まっており、8月1日からは条件も緩和される。

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