西日本豪雨 「晴れの国」岡山、「災害少ない」PRしてきたが…防災意識に課題 

 西日本豪雨で甚大な被害が出た岡山県は「晴れの国おかやま」のキャッチフレーズで、降雨量や災害の少なさをPRしてきた。避難行動への影響は不明だが、自主防災組織率の低さなどは長年の課題だった。「大きな災害はないと思っていた」と話す被災者は多い。

 倉敷市真備町服部の無職植松弘光さん(83)夫婦は、平成23年の東日本大震災で千葉県佐倉市の自宅が全壊。6年前に妻和子さん(81)の故郷に新築した自宅でのんびりと暮らしていたが豪雨で浸水被害に遭い、またしても全壊した。

 植松さんは「命だけは助かったが、日本中どこで災害が起きても不思議じゃない。岡山は温暖で災害が少ない県だと自慢していたが、2度も家を失うとは」と嘆く。

 「東北も熊本の地震もどこか人ごとだと思っていました」と話すのは真備町地区の中川美智子さん(71)。約40年暮らした自宅が2階まで浸水し、7日朝に屋根上からボートで救助された。ハザードマップの存在は知っていたが「重要だとは思っていなかった」。

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