西日本豪雨 「金田一耕助」ゆかりの地、倉敷・真備に「シャーロックホームズ」名義で寄付 支援相次ぐ

 西日本豪雨で甚大な被害が出た岡山県倉敷市真備(まび)町地区は、推理作家、横溝正史が先の大戦中に疎開し、名探偵・金田一耕助シリーズを執筆した地として知られる。豪雨では毎年秋に開いているファン交流会の会場となる施設が水没。今年の開催が危ぶまれるが、世界の名探偵名義で募金が寄せられており、関係者は「横溝作品では困難は解決するもの。災害に負けていられない」と話している。(杉森尚貴)

 市などによると、明治35(1902)年に神戸市で生まれた横溝は、終戦間際の昭和20年、旧岡田村(真備町岡田)に疎開。金田一が登場する「本陣殺人事件」「八つ墓村」などを執筆した。実在の場所と似た地名が出てくる作品もあり、同町はファンの間で「聖地」として親しまれている。

 市は平成21年から、横溝が小説を執筆した邸宅周辺などを巡るイベントを実施。しかし、今回の豪雨でファンの交流会を行う真備公民館岡田分館は水没。保管する衣装や小道具が泥にまみれた。

 全国のファンらは、交流会で司会を務めている同町出身の川崎修さん(39)のSNS(会員制交流サイト)に相次ぎ支援を名乗り出た。

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