キリスト像、何者かに壊されたか 世界遺産登録前の潜伏集落 

台風7号の影響で窓ガラスの一部が割れた長崎県五島市の旧五輪教会堂=4日(同市提供)

台風7号の影響で窓ガラスの一部が割れた長崎県五島市の旧五輪教会堂=4日(同市提供)

 世界文化遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する長崎県五島市の「久賀島(ひさかじま)の集落」で、教会のキリスト像が何者かによって壊された可能性があることが3日、同市への取材で分かった。

 祭壇の花瓶が不自然に動かされた痕跡も

 この像や教会は世界遺産登録されておらず、登録前の出来事だった。だが、すぐ近くには、遺産の一部となった「旧五輪教会堂」がある。同市は「見学マナーを改めて周知したい」としている。

 五島市政策企画課によると、キリスト像は高さ約80センチで、同市蕨(わらび)町で昭和60年に建てられた教会の祭壇に安置してある。4月下旬、冠部分のとげが3本折れて床に散らばっているのを、男性信者が見つけた。祭壇の花瓶が不自然に動かされた痕跡が残っていることから、部外者が像を壊したのではないかと関係者はみている。

 教会はこれまで日中に人が自由に出入りできる状態だったが、現在はミサなどの時間を除いて出入り口を施錠している。折れたとげは接着剤で修復した。

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