西日本豪雨 真備の浸水は5・4メートル 「1階から2階への避難も困難」

 西日本豪雨の被災状況を調査している土木学会が4日、広島市内で記者会見し、大きな浸水被害があった岡山県倉敷市真備町地区では、浸水の深さが最大で約5・4メートルに達していたと明らかにした。水深5メートルを超えたのは地区の中心部で、南北1キロ、東西3・5キロの範囲に及んだと推定した。

 土木学会によると、一戸建て住宅の2階まで水位が達することになり、調査団メンバーの前野詩朗岡山大教授(河川工学)は会見で、「1階から2階への避難も難しかったと思う」と指摘した。

 調査団は、真備町地区の住宅やビルに残っていた浸水時の痕跡約150カ所を確認。うち5カ所で5メートルを超え、最深部は5・38メートルだった。測定結果を基に1メートル四方の水深を算出し、5メートル超の浸水エリアを推定した。

 地区の中心部はくぼんだ地形になっており、堤防の決壊などにより複数の箇所から大量の水が流れ込み、滞留したのが要因とみられる。

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