西日本豪雨 愛媛大災害調査団が第1回報告会、HPで公開

 西日本豪雨の被災状況を調べる愛媛大災害調査団の第1回報告会が同大で開かれ、大洲市、西予市、宇和島市を中心に588地点(7月26日時点)を調査したデータを、ホームページ(HP)上で公開していくと発表した。

 調査団事務局長の森脇亮・防災情報研究センター長は「調査結果を生かし、被害を少なくするための防災・減災力を強化したい」と調査団結成の目的を述べた。

 バンダリ・ネトラ・プラカシュ副センター長(地盤工学)は、宇和島市吉田町などでの斜面崩壊を現地調査した。国土地理院が航空写真を元に公表した「平成30年7月豪雨に伴う崩壊地等分布図(大洲地区・宇和島地区)」と、愛媛県が公開している「えひめ土砂災害情報マップ」の警戒区域を比較して、災害発生箇所と同区域の「約7割が一致しない」と報告。「斜面崩壊なのか表層が流されただけなのか現地での検証が必要」とも指摘した。

 県内各地の河川の氾濫・浸水をテーマに、浸水痕跡を調べた川瀬久美子副センター長(地理学)は、国土地理院がHPで公表した大洲盆地の「浸水推定図」と調査結果は「齟(そ)齬(ご)がない」と報告。今後は「浸水の深さの推定値を実測データと照らし、検証していく」と話した。

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